オールドルーキー
オイラは昔々、推理小説を書いて出版されたことがあります。
鮎川哲也って推理小説界の超ビッグネームが
素人対象に短編推理小説を公募してその中から優秀作を選んで
アンソロジーを出版するという、
いわゆる企画モンに採用されました。
ちなみにこの企画出身の小説家には
『謎解きはディナーのあとで』で一躍脚光を浴びた東川篤哉さんがいます。
この企画、数年にわたって行われており、東川さんは8巻、オイラは11巻に採用されてるので
オイラは彼のことは『東川兄さん』と呼んでます。
会ったコトないですが。
んで採用された時は生まれて初めて書いた小説が出版されたので
『おっ!こんな所に才能が!!磨いちゃう?』
とも思いましたが、忙しいし、めんどくさいし、ネタも思いつかんので
結局そのままになってました。
で最近オイラは暇です。
さすがに業務時間内に手編みのマフラーを編みだすほど、
やることがないってコトはないですが
大抵定時には帰ってます。
その上、チョット思いついたネタもあったので
ここ1ヶ月ぐらいで400字詰め原稿用紙60枚程度の短編推理小説を書いてみました。
自分で言うのもなんですが、
まあ絶品ってコトもないですが、それなりのモンです。
元々どこかの賞に応募しようと思ってた訳でもないんですが、
出来上がったらどっかに出してみたくなりネットで検索してみました。
できることなら、オイラが昔通った企画みたいなヤツがあったらベストです。
そうじゃなくても、
ざっと書いただけやからデカイ賞の大賞なんて絶対無理なので
2次選考まで残るぐらいの小さな賞を目処に探してみました。
んだら、全然あらへん!!
大きい小さいどころか、短編の推理小説賞って条件だけで、
ほとんど2つに絞られちゃいました。
う〜ん、昔はこんなコトなかったのになぁ。
どうやら出版不況ってのはホントらしいです。
しゃ〜ないので
2つのうちの1つの小説推理新人賞ってのに出そうかと思ってるんですが
これって、締め切りが11月末で発表が来年の8月なのよね〜。
そこまで覚えてられるやろか。