2017年10月23日

読書



オイラは読書家です。
それも今日や昨日のにわか読書家ではなく
小学生の頃から本が好きでした。
んで今でもよく本を読んでるんですが、それを見た人から
『○○ちゃんはいつも本を読んでエラいねぇ〜』
なんてコトを時々言われます。
ですがコッチにしてみたら
『イヤイヤ、慣れたら本を読むのもテレビを観るのもあんまり変わらんで。
てか本の方が好きな時に止められるし、持ち運びもできるし便利やん』
てなモンです。
まあ褒めてもろてんねら、別にエエけど。

ということで30年以上も本を読んでるワケで、数千冊は読んでるはずです。
ですが覚えてないのも多いので、よく再読ってコトます。
んで今回、添付画像の本を再読してみました。
コレ、知ってる人は知ってる推理小説の超名作です。
オイラも中学生の時に読んだ記憶があって、粗筋や犯人は覚えておりました。
そこまで覚えてるねんから、読んでも面白くないかなぁとも思ったんですが
つい先日友達とこの本の話をして、この前図書館に行ったら、
たまたま新訳版ってのが入ってたので借りてみました。

スゴイっす。
超面白かったッス。
んで昔読んだ時には気にしてなかったんですが、ビックリしたことに
なんとこの本、書かれたのは1942年です。

オイラは古典名作と呼ばれるモノを読んだ時に
『う〜ん、当時はスゴかったも知らんけど、時代に抜かれたなぁ』
と思うことがチョイチョイあります。
コレはその作品のクオリティーが低いのではなくて、
あまりにオモロイ斬新な作品が発表されると
それに触発された、いわゆるフォロワーの作品が多数発表されるからです。
分かりやすい例でいうなら
『羊達の沈黙』の映画のヒットの後、ハンニバル・レクター博士のような
天才的な異常犯罪者の登場する推理小説が爆発的に増えました。
オイラの知る限りそれまでは、ホームズの敵役のモリアーティ教授に代表される
天才的な犯罪者は数限りなくいましたが、天才的な”異常”犯罪者ってのはほとんどいませんでした。
(あくまでオイラの知るかぎりね)
んでレクター博士に触発された作家がその設定で色々変化を付けた作品を発表して
それを先に読んでしまうと、いざ『羊達の沈黙』を読んだ時に
『ありきたりの設定やなぁ』
ってな不幸なコトを思ってしまうワケです。
オイラはたまたまラッキーなことに、羊達の沈黙をほぼ発表時に読んだので免れましたが
コレを食らったことは、数限りなくあります。
今パッと出てきた例は
ポールニューマン主演の『スティング』よりも
柴田恭兵、ジョニー大倉主演の『チンピラ』っていう映画を先に観ちゃったコトですな。
もし両方を観てない人がいるなら、是非『スティング』を先にご覧下さい。
まあここ最近で『チンピラ』を観ようって人もあんまりおらんかも知らんけど。
でも『チンピラ』も超オモロイのよ。
柴田恭兵の泣きの演技が凄いのよ。

まあ話はズレましたが
『幻の女』、マジでスゴイっす。
発表から70年以上経過してるのに、全然時代に抜かれてません。
設定自体はありきたりですが、
(もしかしたら当時は斬新やったもしれません)
今読んでも、超一級のサスペンスです。
もうすぐ平良図書館に返しますので、未読の方は是緋読下さい。
ということで続きます。



Posted by タット at 12:03│Comments(0)
 
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