タットの徒然日記

オイラの先輩で宮古島の設計会社に勤めてる人がいます。
この人、城辺ってトコロに住んでてチト中心部から離れてます。
んで一時期チョットしたバイトをやってました。
朝、３０分ぐらい早く起きて、その辺になってるパパイヤをもいできます。
（中心部ではあんまりないけど、チョット外れた所やとパパイヤはその辺になってるのね）
んでそのパパイヤをシリシリして袋に詰めます。
（シリシリってのは専用のスライサーで細かくおろすってことね。
沖縄ではシリシリしたパパイヤを炒め物とかにして食べるのね）
んで朝、通勤途中にある市場に持って行って置いておいて
帰りに売れたらその分の料金を、売れなかったら商品を持って帰っていました。
オイラは最初聞いた時
『んなモン売れるんか？
パパイヤなんかその辺になってるし、なってない所に住んでる人も市場で買える。
パパイヤシリシリが食べたいんやったら、パパイヤを買ってきて自分でシリシリするやろ？』
と思っておりましたが、結構売れるそうです。
その人曰く、売れる時は売れるし売れない時は売れないけど、
おしなべて見るとタバコ代ぐらいにはなるとのコトでした。
コレ、商売としてはかなり賢いです。
利益はでかくないけど、リスクはほとんどありません。
材料費もかからんし、リスクは自分の労働力だけです。
んで３０分の早起きだけで、月１、２万のお小遣いが得られるなら
エエこっちゃエエこっちゃです。
コレ、自分の家の周りにいくらでもパパイヤがなってるってコトと
誰でも商品を持ち込める市場が通勤途中にあるという条件を最大限に生かした素晴らしい商売です。
やっぱ自分の身の回りを見渡してみて、自分にある条件を生かして商売につなげるってコトは大事です。
オイラ達も、和菓子屋のない宮古島に住んでて相方が上生菓子を作れるという条件を生かして
○○庵を始めましたが、それでも自分たちの労働力以外に家賃や店舗の改造などの金銭的なリスクを背負ってます。
まあゼロリスクやとリターンが低いって話もありますが
それにしたって塵も積もればマウンテンって諺もあるし、コレはかなり賢い商売です。
この例をなんとか○○庵に生かせんかなぁ。
というコトで続きます。