タットの徒然日記

オイラの実家は東大阪市の石切ってトコロです。
ここは大阪と奈良との県境の生駒山って山の中腹で
生駒山は昔から修験道とかの修行に使われてたりもしてたので
結構新興宗教が多いです。
新興宗教というと胡散臭いイメージがありますが
オイラの場合、実家の裏にも新興宗教の本部がありましたし
同級生の親父が新興宗教の教祖で
その道場で子供会の集まりとかがありましたので（広いんでね）あまり悪いイメージはありません。
てかその同級生の親父はオイラの親父の飲み友達で
月に１回ぐらいはウチの家でも飲んでたので悪いイメージがつく訳もありませんでした。
新興宗教の教祖というと、浮き世離れした人を想像しがちですが
そのオッチャンは極々普通のオッチャンで
その娘のオイラの同級生はバリバリにグレてたので
『オイオイ、アンタ教祖やのに娘バリバリのヤンキーやんけ！！』
って感じでした。
ホンマにどこからどう見ても普通のオッチャンで
『おい○○、ウチの娘にもうチョットちゃんとするようにゆーたってくれや』
なんて泣き言をオイラに言ったりしてました。
んで勧誘をされる訳でもないので普通に付き合ってたんですが
やっぱり教祖は教祖。
本人が直接言う訳ではないんですが
『あの人、結構スゴイ人やで〜』
なんて話が時々は聞こえてきました。
なんでも憑いてるモノがあると見えるらしく、
それを祓ったりするそうです。
何の理由もなく体調が悪い人や
何となく精神的に参ってる人には
何かが憑いてるコトがあるらしくて
お祓いをして貰って格段に体調が良くなったと言う話を時々聞きました。
オイラは基本的にそういった話は信じませんが
オイラも大学生の時、オイラの家で飲んでたオッチャンに
『オッチャン、俺にも何か憑いてへん？
何か知らんけど、最近クサクサしてんねん。
別にいじめられてるとかじゃないねんけど、
ガッコ行くんめんどくさいし、
（まあ大学生になってイジメもクソもないですが）
そんなに飲んだ訳じゃなくても二日酔いとかメッチャ残んねん。
憑いてるようやったら祓ってくれへん？』
なんてコトを言いました。
そしたら
『まるっっきり何も憑いてへん。
キッッッレーなモンやぞ。
単純に気分の問題や。
んで二日酔いは、俺もそうやけど単なる飲み過ぎや。
お互い頑張ろ』
なんてコトを言われました。
憑いてたら憑いてるでイヤやけど、
まるっきり憑いてないってのも困ったモンです。
もしかしたらあのオッチャンには見えんかったけど
生まれつきオイラにはナマケモノの霊が取り憑いてんのかも。