2016年09月21日

マジのビッグビジネス 6




宮古島で上生菓子を売る根本的な問題について。
前回は、宮古島で上生菓子を売ることは、今までそんな店はないので
茶道をやってる人や、
初めて上生菓子に接する人をターゲットにすることによって
それなりに需要が見込めるのではないかという話でした。
ココまでの話なら
『ほう?新しい需要がどれぐらい掘り起こせるかは分からんけど
そんなに大損はせーへんのちゃうん?』
てな感じです。
ですが、これには根本的かつ致命的な問題点があります。
この前、相方が
『アカンッ!!
どんだけ頑張っても1時間で1000円分ぐらいの商品しか作られへんっ!!』
ってゆーてて、腰が抜けそうになりました。
つまり量産が出来ないってコトです。
全然アカンやんっ!!お話になれへんがなっ!!
例えば1日に7時間かけて7000円分の商品を作って完売したとしても
1日の売り上げは7000円です。
(利益じゃないですよ、売り上げです)
ということは月25日働いたとしても売上げ17万5000円です。
オイラが副社長兼、スーパーバイザー兼、アンコをこねる本部本部長として
アンコをこねるのを手伝ったとしても20万チョイってトコでしょう。
そこから材料費や店舗代や光熱費を払ったら、確実に赤字です。
まあ赤字にならんとしても時給換算したら、時給200円ぐらいになって
確実にスーパーでレジを叩いた方がマシです。
(てか、それやったらオイラは本業の方で残業します、忙しいし)
というコトで、この『宮古島の人に上生菓子を売る』はあくまで宣伝の一環と捉え、
宮古島の人に店名を認知してもらうぐらいを主目的とします。
でココで『マジのビッグビジネス 4』で書いた打ち手、
2)宮古島に遊びに来た観光客に売る
の出番となります。
んでココでのポイントは何より独自性です。

さて、宮古島に行ってきたお土産と考えるとまず何が出てくるでしょう。
正直いうとオイラの場合、何よりも先に泡盛が出てきますが、そんな意見は無視します。
んで、マンゴーとかドラゴンフルーツとかの南国フルーツも無視します。
あくまでお菓子というカテゴリーで考えます。
そうするとある程度宮古島に詳しい人なら分かってもらえる思いますが
まずは『雪塩ちんすこう』が出てきます。
もしそうじゃないとしても、同じパラダイスプランという会社が発売している
『雪塩ふわわ』や『雪塩バームクーヘン』辺りが出てくるかと思います。
ちなみに添付画像は雪塩サイダーです。
(モンテドールのバナナケーキってのもありますが)
これらは宮古島の海水から作った雪塩(それ自体も売ってます)で作ったお菓子で
完全に地位を固めています。
コレのポイントは、『宮古島の海水で作った』ってトコロです。
確かに味も旨いんですが、
それよりもその一点を強調することによって他の追随を許していません。
何より独自性を強調したのが勝因ってコトです。
敬意と憧れを込めて今日から『雪塩ちんすこう兄さん』と呼ぶことにします。
長くなったので続きは次回。



Posted by タット at 00:05│Comments(0)
 
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